「最近疲れてる」は年齢のせいじゃない。50代の投資判断も狂わせる「脳のバッテリー」の話

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それは、体の疲れじゃないかも?

「最近、なんだか疲れが取れない」

「休日は何もしたくない」

「ごはんのメニューを決めるのすら面倒くさい」

もし、あなたがそう感じているなら、それは体力の低下だけが原因ではないかもしれません。

もしかすると、「脳のリソース(ウィルパワー)」がガス欠を起こしている可能性があります。

私たち50代にとって、この「脳のリソース」をどう管理するかは、お金の管理と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なスキルです。

今日は、人生後半を賢く、そしてラクに生きるための「脳のリソース管理術」について私が実行していることをお話しします。

「脳のリソース」とは何か?

一言でいうと、「人が1日に使える、思考・判断・集中・感情処理の総量」のことです。

スマホのバッテリーや、ゲームのHP(ヒットポイント)をイメージしてください。       朝起きた時は満タンですが、何かをするたびに少しずつ減っていきます。

• 今日のネクタイを選ぶ(-1)

• 満員電車で我慢する(-10)

• 難しいメールの返信を考える(-20)

• 株価をチェックして一喜一憂する(-15)

厄介なのは、「重要な決断」も「どうでもいい迷い」も、同じタンクからエネルギーを消費するという点です。

なぜ50代に「リソース管理」が必要なのか?

若い頃は、多少無理をして脳が疲れても、一晩寝れば気合で回復できました。

しかし、50代に入ると状況が変わります。悲しいかな、「回復速度」よりも「消費速度」の方が早くなるのです。

リソースが枯渇すると、どうなるでしょうか?

• どうでもいいことでイライラして、家族に当たってしまう。

• 「新しいことを始めたい」と思っても、行動に移せない。

• 投資の判断を誤って、狼狽売りをしてしまう。

これらは性格の問題ではなく、単なる「脳の電池切れ」が原因の可能性があります。

だからこそ、私たち世代は「体力をつける(増やす)」こと以上に、「無駄な放電を防ぐ(減らさない)」戦略が必要なのです。

あなたのリソースを食い尽くす「犯人」たち

では、具体的に何が私たちの脳を疲れさせているのでしょうか?                日常の「あるある」を見てみましょう。

1. 小さな決断の連続

「今日の服はどうしよう」「ランチは何にしよう」「返信の文面、これでいいかな」……。    これら一つひとつは些細ですが、積もり積もれば膨大なエネルギーロスになります。

2. コントロールできないことへの悩み

「あいつ、俺のことどう思ってるかな」「明日の天気、大丈夫かな」。他人の感情や未来のことなど、自分ではどうにもならないことに思考を使うのは、最も燃費の悪い行為です。

3. 情報の過剰摂取

特に投資をしている私たちがやりがちなのが、「毎日の相場チェック」です。

長期投資なら本来見る必要のない毎日の値動きを見て、「下がった」「上がった」と感情を揺さぶられる。これだけで、午前中の貴重なリソースの大半を持っていかれます。

今日からできる!脳のリソース節約・回復術

では、どうすればこの貴重なリソースを守れるのでしょうか。                 私が実践している、科学的かつ具体的な方法を4つご紹介します。

① 環境を整えて「誘惑」を断つ

意志の力で我慢しようとしてはいけません。「我慢」こそがリソースを消費するからです。

• スマホは視界に入らない場所に置く。

• 机の上を片付ける(視界のノイズを減らす)。

「意志力を使わなくて済む環境」を作ることが最優先です。

② 「決断」をルーティン化する

迷う回数を減らすために、日常をパターン化(仕組み化)します。

• 朝食のメニューは固定する。

• 服は「制服化」して、選ぶ時間をゼロにする。

• 投資は自動積立設定にして、気絶しておく。

スティーブ・ジョブズがいつも同じ服を着ていたのは有名な話ですが、あれこそ究極のリソース節約術です。

③ 笑いでリセットする

意外に思われるかもしれませんが、「お笑い動画を見る」のは非常に有効な回復手段です。笑うことで脳の緊張がほぐれ、ストレスによって消費されたリソースが回復するという研究結果もあります。

疲れたら難しい本を読むより、好きな芸人の動画を5分見る。これだけで脳のスイッチが切り替わります。

④ 「やらないこと」を決める

これが最強の節約術です。

「全員に好かれようとしない」「完璧を目指さない」。

手放すことは、諦めることではありません。「本当に大事なことにエネルギーを集中させる」ための前向きな選択です。

まとめ:余ったエネルギーを、人生の「彩り」に使おう

脳のリソースを節約するのは、決してサボるためではありません。

余計な迷いやストレスで消耗するのをやめて、余ったエネルギーを「人生の思い出作り」や「大切な人との時間」、あるいは「自分の好きなこと」本当に大事なことに時間を注ぐためです。

52歳の私は今、人生の残り時間を意識するようになりました。

どうでもいいことに悩んでいる暇はありません。

静かに、でも賢く。

脳のリソースを節約して、人生を思ったように生きていきましょう。

おすすめ書籍の紹介エリア

『エッセンシャル思考』 (グレッグ・マキューン著)

最少の時間で成果を最大にする。「やらなくていいこと」を見極め、本当に重要なことだけに集中するための思考法が学べる名著です。脳のリソース管理をより深く知りたい方におすすめです。

『スタンフォードの自分を変える教室』(ケリー・マクゴニガル著)

ウィルパワーの入門にして決定版と言える本。意思力は筋肉のように消耗するという基礎からどうすればその力を鍛えたり、回復させたりできるか、実践的に書かれています。



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